独学でも安心!初心者にやさしいアラビア語入門ステップと教材紹介
- Musa M., Ph.D.

- 7月25日
- 読了時間: 4分
アラビア語、難しそう…と思っていませんか?
アラビア語に興味はあるけれど、
「文字が複雑そう…」
「発音が日本語と全然違う…」
「どこで使えばいいの?」
そんな不安を感じていませんか?
実はアラビア語は、規則的な文法・クリアな発音・文化的魅力があふれる言語です。そして、正しい方法で学べば、初心者でも独学で話せるようになります。
この記事では、アラビア語をゼロから学びたい方に向けて、独学での始め方・学習ステップ・おすすめ教材をご紹介します。
さらに、初心者向けに開発された入門書『Arabic 101』についても取り上げます。
アラビア語独学のメリットと注意点
✅ 自分のペースで学べる自由さ
独学の魅力は、時間や場所に縛られず、生活スタイルに合わせて学べること。通勤中や寝る前など、すきま時間を活用して続けられます。
また、教材やアプリなどを自由に選べるため、自分に合ったスタイルで無理なく学習できるのも大きなポイントです。
✅ 教材選びが成功のカギ
アラビア語を独学で学ぶとき、一番重要なのが「教材選び」です。
特に注意すべきなのが、**どの種類のアラビア語を学べる教材か?**という点。
アラビア語には種類がある?
フスハー(Fusha):ニュースや書き言葉で使われる正則アラビア語
アーンミーヤ(Aamiyya):エジプト方言、レバント方言などの口語体(実際の会話はこちらが主)
“中間アラビア語”:ネイティブが「フスハーで話そう」とするときに自然に使う、話しやすく簡略化されたフスハー
👉 詳しくは、こちらで解説しています:
多くの教材は“難しすぎるフスハー”
日本で販売されている教材の多くは、書き言葉としての厳格なフスハーをベースにしており、
格変化や動詞の活用が複雑
ネイティブでも完全に使いこなせない文法
などが学習者の大きなハードルになります。
最初は“中間アラビア語”から始めるのがおすすめ
実際の教育現場やニュースでも、厳密なフスハーではなく、柔軟な中間アラビア語がよく使われています。
この“中間アラビア語”は、
文法がシンプル
ネイティブの会話にも使われる
初心者でも使いやすい
という理由から、最初の教材に最適です。
文法は“使える範囲”でOK
伝統的な教材では最初から詳細な文法を教えようとしますが、それにこだわりすぎると挫折の原因になります。
最初は、
伝わる表現を覚える
間違っても気にせず話す
ことを大切にしましょう。

モチベーション維持が最大の課題
✅ 成果が見えにくい言語、それがアラビア語
アラビア語は、日本語と音・文構造がまったく異なります。そのため、上達を実感しにくく、モチベーションが下がりやすいのが現実です。
✅ モチベーション維持のコツは「小さな成功体験」
「こんにちは」「ありがとう」が言えた
新しい単語を1つ覚えた
アラビア語で自己紹介できた
こうした小さな達成感の積み重ねが、学習を続けるエネルギーになります。
✅ 習慣化するための工夫
毎日3分、決まった時間にやる
アプリや教材をスマホのホームに置く
SNSやノートに学習ログを残す
一緒に学ぶ仲間を作る
週ごとに小さな目標を立てる
✅ 完璧を目指さず、1日1フレーズでOK
アラビア語は長期戦です。
「毎日ちょっとずつ」が、最大の近道です。
アラビア語学習のステップ(初心者向け)
STEP① 音に慣れる 👂
意味は気にせず、音を聞いてリズムに慣れる。
STEP② よく使う表現を覚える 🧠
あいさつ・買い物など、シーン別フレーズを覚える。
STEP③ 文法より「使う」ことを優先 📏
短文で「話す」「聞く」体験を積むことが大事。
STEP④ 書き文字はあとからでOK أ ب ت ث
まずはローマ字と音声で理解し、余裕が出たら文字へ。
『Arabic 101』とは?—独学に最適な一冊
『Arabic 101』は、アラビア語をゼロから始めたい人のために開発された、日本語話者向け入門教材です。
📘 特長:
ローマ字表記+音声つき:文字に苦手意識があっても安心
会話フレーズと文化紹介が充実:実践的で面白い
日本語でやさしく解説:文法に自信がなくてもOK
場面別練習と音声ドリルで、繰り返し学べる構成







