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初級者にとって本当に使いやすいアラビア語教材とは何か

白水社の『ニューエクスプレス アラビア語』を例に考える


アラビア語を初めて学ぶ人にとって、最初に出会う教材は非常に重要です。

特に日本語母語話者にとって、アラビア語は文字、発音、語順、男性形・女性形の区別、標準語と方言の違いなど、英語やヨーロッパ語とは大きく異なる特徴を持っています。そのため、初級教材には、単に文法的に正しい説明を載せるだけではなく、「学習者が挫折しない構成」「すぐに使える表現」「学習負担の調整」が求められます。

今回、『ニューエクスプレス アラビア語』を確認してみました。結論から言えば、この教材はアラビア語を体系的に説明しようとする姿勢があり、文字や文法の説明も丁寧です。その意味では、アラビア語の仕組みをきちんと学びたい人にとって参考になる部分はあります。

しかし、大学の初級クラスや一般向けの入門講座でそのまま使う教材として考えると、いくつか大きな問題点があると感じました。

本記事では、その弱点を中心に整理してみたいと思います。

なお、本記事では、アラビア語を学んだことがない読者にも読みやすいように、アラビア語表現の下にカタカナ読みを付けています。ただし、カタカナはあくまで便宜的な表記であり、アラビア語の発音を正確に表すものではありません。特に、ع、ح、خ、ق などの音は日本語にはないため、実際の発音とは異なります。


1. 最初から文字と文法の負担が大きい


この教材は、冒頭からアラビア文字、発音、文字の形、母音記号、語末変化などをかなり詳しく説明しています。もちろん、アラビア語を学ぶ上で文字は重要です。アラビア語の文字体系を理解しなければ、読解や正確な発音に進むことはできません。

しかし、初めてアラビア語に触れる学習者にとって、最初から文字の形、語頭・語中・語末の違い、発音記号、母音、ター・マルブータ、タンウィーンなどを一気に学ぶことは非常に大きな負担になります。

特に日本の大学生向けの入門授業では、「アラビア語は難しそう」という印象を最初に与えてしまう危険があります。入門教材では、まず「アラビア語で挨拶できた」「自分の名前が言えた」「相手に簡単な質問ができた」という小さな成功体験を与えることが大切です。

例えば、最初の授業で次のような表現が言えるだけでも、学習者は「アラビア語を使えた」と感じることができます。

こんにちは

マルハバン

مرحبًا

私はムハンマドです。

アナ・ムハンマド

أنا محمد.

私は日本出身です。

アナ・ミナ・ルヤーバーン

أنا من اليابان.



このような表現を、文字の完全な習得より先に、音声やローマ字転写も使いながら導入することは十分に可能です。

ところが、この教材では、コミュニケーションの楽しさに入る前に、文字と文法の説明が前面に出てきます。そのため、学習者によっては「使うためのアラビア語」ではなく、「覚えなければならない知識」としてアラビア語を受け取ってしまう可能性があります。


2. 会話教材というより、文法説明型の教材に近い


各課には会話文があり、挨拶や自己紹介、出身地、名前など、初級者に必要な場面は扱われています。しかし、全体の構成を見ると、会話練習よりも文法説明に重点が置かれている印象があります。


典型的な流れは、


会話文

文法説明

語彙練習問題


という形です。


この構成自体は、伝統的な語学教材ではよく見られます。しかし、初級者が実際に話せるようになるためには、会話文を読んで文法を理解するだけでは不十分です。必要なのは、学習者が自分の情報を使って言い換えたり、相手に質問したり、ペアでやり取りしたりする活動です。

例えば、自己紹介の課であれば、次のような活動が必要です。

「自分の名前を言う」「相手の名前を聞く」「出身地を言う」「友達を紹介する」「教室内で3人に挨拶する」「アラビア語で簡単な名札を作る」

このような活動があれば、学習者は文法を知識として覚えるだけでなく、実際のコミュニケーションの中で使うことができます。

しかし、この教材は、教師がそのような活動をかなり補わなければ、授業で使いやすい形にはなりにくいと感じます。


3. 一つの課に情報が詰め込まれすぎている


初級教材では、一つの課に入れる内容を慎重に選ぶ必要があります。理想的には、一つの課に一つの明確な目標があるべきです。

例えば、

「挨拶ができる」「名前を言える」「出身地を言える」「相手の体調を尋ねられる」「人を紹介できる」というように、学習者が授業後に「今日はこれができるようになった」と感じられることが重要です。

しかし、この教材では、一つの課の中に、会話、語彙、文法、文化情報、発音、文字、練習問題が多く含まれています。内容は豊富ですが、初級者にとっては処理しなければならない情報が多すぎます。

特にアラビア語の場合、学習者は同時に多くの新しい要素に向き合います。

右から左に読む文字日本語にない音男性形・女性形名詞と形容詞の一致人称代名詞標準語と話し言葉の違い語順の違い

これらを一度に扱うと、学習者は「何を優先して覚えればよいのか」が分からなくなります。初級教材では、内容を増やすことよりも、内容を削る勇気が必要です。


4. 現在形の導入が遅すぎる


この教材で特に気になった点の一つは、動詞の現在形の導入がかなり遅いことです。

アラビア語教育において、最初に名詞文を扱うこと自体は一般的です。例えば、

私は男子学生です。

アナ・ターリブ

أنا طالب.

私は女子学生です。

アナ・ターリバ

أنا طالبة.

私は日本出身です。

アナ・ミナ・ルヤーバーン

أنا من اليابان.


このような文は、英語の be 動詞に相当するものを使わずに作れるため、初級段階では導入しやすいです。その意味で、名詞文から始めることは理解できます。

しかし、現在形の動詞がなかなか出てこないと、学習者が言えることがかなり限られてしまいます。

例えば、初級者が早い段階で言いたいことには、次のようなものがあります。

私はアラビア語を勉強しています。私は日本に住んでいます。私は大学で英語を教えています。私はコーヒーが好きです。私はエジプトに行きたいです。あなたは何を勉強していますか。

これらの多くは、動詞表現がないと自然に言えません。

もちろん、アラビア語の現在形は人称・性・数によって形が変わるため、英語の現在形よりも複雑です。しかし、だからこそ、最初から文法表として一気に説明するのではなく、使いやすいチャンクとして少しずつ導入する必要があります。

例えば、次のような表現です。

私はアラビア語を勉強しています。

アドルス・ルアラビーヤ

أدرس العربية.

私は日本に住んでいます。

アイーシュ・フィー・ルヤーバーン

أعيش في اليابان.

私は大学で働いています。

アアマル・フィー・ジャーミア

أعمل في جامعة.

私はコーヒーが好きです。

ウヒッブ・ルカフワ

أحب القهوة.


このような表現を、まずは「使えるフレーズ」として導入すれば、学習者は早い段階で自分のことを話せるようになります。

現在形を後回しにしすぎると、学習者は長い間、「私は学生です」「私は日本人です」「これは本です」のような静的な文ばかりを学ぶことになります。これは、コミュニケーションの幅を狭めてしまいます。

5. 「ラカド」の説明が初級教材として不自然


もう一つ気になったのは、لقدラカド の扱いです。この教材では、ラカド を「強調」として説明している箇所があります。しかし、これは初級者向けの説明としてはやや不自然です。

確かに、ラカド には文を強める働きがあります。しかし、現代アラビア語の実際の使用を考えると、ラカド はかなり書き言葉的・演説的・古典的な響きを持つことがあります。日常会話で頻繁に使う表現ではありません。

例えば、

私は確かにアラビア語を勉強しました。

ラカド・ダラストゥ・ルアラビーヤ

لقد درست العربية.

という文は文法的には正しいですが、普通の会話ではかなり硬く聞こえることがあります。日常的には、単に次のように言えば十分な場合が多いです。

私はアラビア語を勉強しました。

ダラストゥ・ルアラビーヤ

درست العربية.


そのため、初級教材で ラカド を早い段階で導入し、「強調」とだけ説明するのは適切とは言いにくいです。学習者は「強調したい時には لقد を使えばよい」と理解してしまうかもしれません。しかし実際には、会話の中でこの表現を多用すると、不自然で大げさに聞こえる可能性があります。

初級段階では、まず自然で基本的な文を身につけることが大切です。ラカド のような表現は、中級以降に、書き言葉・演説・ニュース・文学的表現などの文脈で扱う方がよいでしょう。

特に「強調」という説明だけでは、使用場面が十分に伝わりません。より正確には、次のように説明する方が学習者にとって有益です。

「書き言葉で過去の出来事を強調・確認する時に使われることがある」「現代の日常会話ではあまり頻繁には使わない」「初心者はまず ラカド なしの文を使えるようにすればよい」

6. 文法的には正しいが、会話として不自然な表現がある


この教材のアラビア語は、多くの場合、文法的には正しいです。しかし、「正しい」ことと「自然に使える」ことは同じではありません。

特に気になったのは、挨拶や応答表現の一部です。


「تشرّفت بمعرفتك」に対する「أهلاً وسهلاً」6.1


教材では、初対面の会話で次のようなやり取りが出てきます。

お会いできてうれしいです。

タシャッラフトゥ・ビマアリファティキ

تشرّفت بمعرفتكِ.

こちらこそ、よろしくお願いします。

アハラン・ワサハラン

أهلاً وسهلاً.


しかし、أهلاً وسهلاً は基本的には「ようこそ」「いらっしゃい」「こんにちは」に近い表現です。誰かを迎える時や挨拶として使うことが多く、تشرّفت بمعرفتكِ に対する返答としては少し不自然です。

この場合、より自然なのは次のような表現です。

こちらこそ光栄です。

アッシャラフ・リー

الشرف لي.

お会いできてうれしいです。

タシャッラフナー

تشرّفنا.

特に初級者には、短くて使いやすい تشرّفنا を教える方が実用的です。

このような点は、アラビア語母語話者であればすぐに違和感を覚える部分です。文法的に完全な誤りではありませんが、自然な会話表現としては再検討が必要です。

6.2 「ナアム、アナ・ミスリーヤトゥン・アイダン」は文法的には正しいが硬い

もう一つの例は、出身や国籍を答える場面です。

あなたもエジプト人ですか。

ハル・アンティ・ミスリーヤトゥン・アイダン?

هل أنتِ مصرية أيضًا؟

はい、私もエジプト人です。

ナアム、アナ・ミスリーヤトゥン・アイダン

نعم، أنا مصرية أيضًا.


この文は文法的には正しいです。しかし、会話としては少し硬く、教科書的です。実際の会話では、もっと短く答えることが多いでしょう。

例えば、

はい、私はエジプト人です。

ナアム、アナ・ミスリーヤ

نعم، أنا مصرية.

はい、私もです。

ナアム、ワアナ・アイダン

نعم، وأنا أيضًا.



話し言葉であれば、次のようになります。

うん、私もエジプト人です。

アイワ、アナ・ミスリーヤ・カマーン

أيوه، أنا مصرية كمان.


もちろん、初級教材で標準アラビア語を教えること自体は問題ではありません。しかし、すべての返答を完全な文で示すと、実際の会話よりも不自然に感じられることがあります。初級者には完全な文も必要ですが、同時に「自然な短い返答」も教えるべきです。


7. 標準アラビア語と日常会話の違いが十分に説明されていない


アラビア語教育で避けて通れない問題が、標準アラビア語と話し言葉の違いです。

この教材は基本的に標準アラビア語を教えています。それ自体はよいことです。標準アラビア語は、読み書き、ニュース、公式場面、宗教的・文化的文脈、アラブ世界全体での共通理解において重要です。

しかし、初級者に対しては、「今学んでいるアラビア語がどのような場面で使われるのか」を明確に説明する必要があります。

例えば、次のような表現です。

あなたの名前は何ですか。

マー・イスムカ?/マー・イスムキ?

ما اسمك؟

お元気ですか。

カイファ・ハールカ?/カイファ・ハールキ?

كيف حالك؟

お会いできてうれしいです。

タシャッラフトゥ・ビマアリファティカ/ビマアリファティキ

تشرّفت بمعرفتك.


これらは標準アラビア語として正しい表現です。しかし、日常会話では国や地域によって別の言い方がよく使われます。

例えば、エジプトでは次のような表現がよく使われます。

名前は何ですか。

イスマック・エー?/イスミック・エー?

اسمك إيه؟

元気ですか。

イッザイヤック?/イッザイイック?

إزيك؟

調子はどうですか。

アーメル・エー?

عامل إيه؟


レバント地域では、次のような表現が使われます。

名前は何ですか。

シュー・イスマック?/シュー・イスミック?

شو اسمك؟

元気ですか。

キーファック?/キーフィック?

كيفك؟


もちろん、初級段階で方言を詳しく教える必要はありません。しかし、「この教材で学ぶ表現は標準アラビア語であり、日常会話では地域によって違う言い方もある」という説明は不可欠です。

この説明がないと、学習者は教科書で学んだ表現をそのまま日常会話の自然な表現だと思ってしまいます。その結果、アラブ人と実際に話した時に、「聞いたことがない表現が出てくる」「自分の表現が少し硬く聞こえる」というギャップに直面します。

8. 初級者にはチャンク中心の導入が必要


アラビア語は文法的に非常に豊かな言語です。そのため、文法を体系的に教えたくなる気持ちはよく分かります。しかし、初級者にとって最初に必要なのは、文法体系の理解ではなく、「使える表現」です。

例えば、最初の数回の授業では、次のようなチャンクを中心に教える方が効果的です。

こんにちは。

マルハバン

مرحبًا.

私はムハンマドです。

アナ・ムハンマド

أنا محمد.

私は日本出身です。

アナ・ミナ・ルヤーバーン

أنا من اليابان.

私はアラビア語を勉強しています。

アドルス・ルアラビーヤ

أدرس العربية.

お会いできてうれしいです。

タシャッラフナー

تشرّفنا.

どちらの出身ですか。

ミン・アイナ・アンタ?/アンティ?

من أين أنت؟

お名前は何ですか。

マー・イスムカ?/イスムキ?

ما اسمك؟


この段階では、すべての文法を説明する必要はありません。まずは「言える」「聞ける」「反応できる」ことを優先し、その後で文法を整理していく方が、学習者にとって自然です。

特に日本の大学生の場合、語学に強い関心を持つ学生ばかりではありません。必修や選択科目として履修している学生も多く、最初から文法説明が多すぎると、学習意欲が下がってしまう可能性があります。


9. 教師の補助なしでは授業用教材として使いにくい


この教材は、独学者や文法を体系的に学びたい人にとっては役に立つ部分があります。説明も多く、アラビア語の仕組みを一通り紹介しようとしています。

しかし、授業でそのまま使うには、教師側の補助がかなり必要です。

具体的には、教師が次のような作業をしなければなりません。

文法説明を削る重要表現だけを選ぶ会話練習を追加するペアワークを作るロールプレイを作る発音練習を簡単にする文字学習を段階的にする標準語と方言の違いを補足する不自然な表現を自然な表現に置き換える文化的背景をタスク化する

つまり、この教材は「そのまま授業に持っていける教材」というより、「教師が再構成して使う素材」に近いと言えます。


10. 良い初級アラビア語教材に必要なこと


この教材の内容を完全に否定する必要はありません。むしろ、文法説明や語彙の整理は参考になります。ただし、初級クラスで使う場合には、次のような工夫が必要です。

第一に、文字学習と会話学習を分けることです。最初からすべての文字を完璧に読ませるのではなく、まずは挨拶や自己紹介をローマ字転写も併用しながら練習し、少しずつアラビア文字に慣れさせる方がよいでしょう。

第二に、文法よりもチャンクを優先することです。「これは男性形で、これは女性形で……」と説明する前に、まず أنا طالب(アナ・ターリブ)、أنا طالبة(アナ・ターリバ)のように使える形で覚えさせる。その後で、必要に応じて文法を整理します。

第三に、標準アラビア語と話し言葉の違いを明示することです。学習者には、「これは標準アラビア語で、ニュースや文章、正式な場面で役立つ表現です。ただし、日常会話では国によって違う言い方もあります」と説明する必要があります。

第四に、不自然な表現を修正することです。例えば、تشرّفت بمعرفتك(タシャッラフトゥ・ビマアリファティカ/ビマアリファティキ)に対する返答として أهلاً وسهلاً(アハラン・ワサハラン)を使うよりも、الشرف لي(アッシャラフ・リー)や تشرّفنا(タシャッラフナー)を教える方が自然です。また、نعم، أنا مصرية أيضًا(ナアム、アナ・ミスリーヤトゥン・アイダン)のような硬い返答だけでなく、نعم، وأنا أيضًا(ナアム、ワアナ・アイダン)のような自然で短い返答も提示した方がよいでしょう。

第五に、現在形をもっと早く導入することです。「私は〜を勉強しています」「私は〜に住んでいます」「私は〜が好きです」のような表現は、初級者が自分について話すために非常に重要です。現在形の体系全体を早く教える必要はありませんが、使いやすい基本動詞をチャンクとして早い段階で導入するべきです。

第六に、لقد(ラカド)のような表現は初級段階では扱いを慎重にすることです。「強調」とだけ説明すると、学習者は日常的に使える便利な表現だと誤解する可能性があります。実際には、書き言葉的で硬い響きを持つことが多いため、初級教材では優先度を下げるべきです。


まとめ

『ニューエクスプレス アラビア語』は、アラビア語を体系的に紹介しようとする教材です。文法や文字の説明も多く、学習者がアラビア語の仕組みを理解するための情報は含まれています。その意味では、決して無価値な教材ではありません。

しかし、初級者向けの授業用教材として見ると、いくつかの問題があります。

最初から文字と文法の負担が大きい。一つの課に情報が多すぎる。会話練習やペアワークが不足している。現在形の導入が遅い。標準アラビア語と日常会話の違いが十分に説明されていない。一部の表現が会話として不自然、または硬すぎる。ラカド のような表現が初級教材には不向きな形で説明されている。

特に重要なのは、「文法的に正しいアラビア語」と「初級者が自然に使えるアラビア語」は同じではないという点です。初級教材では、正確さだけでなく、使いやすさ、自然さ、学習者の心理的負担を考える必要があります。

アラビア語は決して「難しすぎて学べない言語」ではありません。しかし、教え方を間違えると、必要以上に難しく見えてしまいます。だからこそ、初級教材には、学習者が最初から「使えた」「通じた」「もっと学びたい」と感じられる設計が必要です。

この教材を使う場合は、そのまま授業の中心に置くのではなく、教師が内容を選び直し、より自然な表現、チャンク中心の練習、実際のコミュニケーション活動を加えることが不可欠だと思います。

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